確かにまだまだ暑いけど、あーもう秋だなと思ったりする。
朝の散歩でせみがミーンミンミンからツクツクホウシになってたり、吹いてくる風の感触がちがったり、食欲が増したり・・・する。
そして、秋の気配といえばオフコース。
オフコースにはちょっとした思い出がある。
中学生の頃に塾に通っていたのだが、なぜかちょっと離れたところにある塾に通っていた。
そのせいで同じ学校のヤツはいないどころか、使っている教科書まで違っていたので学校の試験対策なんてなんの役にも立たなかったのを覚えている。
通い始めて間もない頃、国語の小テストのようなものがあった。
私は国語だけは結構得意だったので、かなりの良い点数がとれた。
そしたら・・・にらまれた。
そんな出会いだったけどなぜだか仲良くなり、彼女のことを好きになっていた。
その彼女が貸してくれたカセットテープがオフコースだったのだ。
彼女には兄貴がいて、影響されて聞いていると言っていた。
その後、私が塾を辞め高校も別々になってしまったので、連絡は途絶えてしまっている。
最後に話しをしたのは、高校を卒業した時。
進路は決まった?と電話してきたので、東京を離れることを伝えた。
彼女は、私は浪人だよーと笑ってたっけ。
いまはどうしているのだろう。もう結婚して子供がいたりするのかな。
それともバリバリのキャリアウーマンになってたりするんだろうか。
もしかしてあの時気持ちを伝えていたら、はじめての彼女はヤツだったかもしれない。
2人で会う時にはいつもと感じが違う洋服だったし、文化祭に行ったときにはパーマかけたりしてたしな。
なーんて、ちょっともったいないことをしたかなあと考えたりする夏の夕暮れでした。